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とりとめなく書いています。続けていればそのうちに意味が出てきそうな気もしていますが、それも思い過ごしになりそうです。

春の音楽

今週のお題春の嵐」。
でも、嵐にならないかもしれない春の音楽。

ダリウス・ミヨー(Darius Milhaud)には「春」というタイトルを冠した曲が多数あるのですが、なかでも私の一番お気に入りがコレです。

 

 

5拍子のオスティナートが軽快。機能和声によらない、しかし旋法的な雰囲気を醸しだす音程のセットとか、色彩感覚を刺激されます。如何にもフランス近代という感じです。

 

嵐になるかも知れない春の音楽は、超ド級の名作ですが、ストラヴィンスキーの「春の祭典」でしょうか。この作品も色彩感がキラキラ生命力に溢れていて春らしいです。

 

ミヨーと同じく「近代音楽」の範疇に入るのか。
日本では現代音楽のハシリに分類されたり。

29'32"あたりからのリズム構造に関するブーレーズの分析が有名ですね。
オーケストレーションも素敵。

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ところで、日本ではフランスの近代音楽(6人組とか)という言い方を普通にしますが、アメリカではこの言い方はありませんでした。20世紀の音楽とか、いわゆる(日本で言う)現代音楽と合せての Modern Musicの括りに入ってました。ヨーローッパではどうなんでしょうね?
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ネコの経過が順調ですばらしく気分がいいです。